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導入効果測定調査

まち美化アダプト・プログラム導入効果測定結果の概況を解説します。

 

導入効果ー相模原

神奈川県相模原市の麻布大学・相模原市・食環協の3者協働施策によるアダプト・プログラムの導入効果についてご紹介します。

導入効果ー相模原

導入効果の検証結果

<1>3年間の活動結果、散乱ゴミが66%減少した(1/3になった)。

導入効果ー相模原ー散乱個数の推移

 

<2>アザプト活動開始以来着実に月を追って散乱ごみが減少した。

導入効果ー相模原ー折れ線グラフ
本研究の詳細は麻布大学のホームページをご参照下さい。
麻布大学 研究・産官学連携 → サブメニューの社会連携

http://www.azabu-u.ac.jp/sgk/06.html

 

 導入効果ー名古屋title

野並交差点写真

 アダプト・プログラムの導入開始

  • 平成16年9月にアダプト・プログラム導入。散乱調査開始。
  • 平成17年5月散乱調査方法を一部変更。
    (今回紹介するデータは調査方法変更後のもの)

 導入効果の検証結果

<1>1年半の活動の結果、散乱ごみが58%に減少
585個が338個に減少
散乱ごみ減少グラフ

<2>アダプト・プログラム開始以来、着実に月を追って散乱ごみが減少

 毎月のデータ(ブルー線)には上下変動が見られるが、これを3ヶ月移動平均した傾向線(ピンク線)は、ほぼ一定ペースで下降。

 アダプト・プログラムの導入に伴って、ごみの発生(ポイ捨て)自体が減少していることが読み取れる。

野並散乱ごみ減少折れ線グラフ

(参考)散乱ごみのアイテム別構成比(個数構成比)

 「たばこ吸殻」が抜きん出て多く散乱ごみ全体の3/4を占める。次いで「紙くず」が13%、「ガム」が約10%であった。
 まちの美化に向けて必要なことはまず、喫煙者のマナー改善である。

野並円グラフ

 


tilte導入効果鎌倉

 鎌倉市、半田市、善通寺市の3市と食環協が共同でアダプト・プログラムの導入効果の検証に取り組みました。

 国内では初めての取組みです。

 

1.調査の目的

  • 全国の多くの関係者が、アダプト・プログラムには、<美化効果>および<啓発・意識効果>の二つの効果があることを認めています。二つの効果が定性的に認められている訳です。
  • 今回の調査では、上記の内の<美化効果>の定量測定(検証)にトライしました。

 

調査設計上、<美化効果>を以下のように分解し、定義しました。

 

<美化効果>
アダプトの対象地点が、実際に、よりきれいになる効果です。
「よりきれいになった」の状態は次の3ケースが考えられます。
  1. 従来よりきれいになった
  2. アダプト・プログラムを導入していない地点よりきれい
  3. ゴミの発生量が多いのに、アダプト活動の効果で実際の散乱は少ない
今回は、この内、BとCの側面から調査しました。
美化効果を下記の2つの要因に分解し、効果測定を試みました。

<美化効果をもたらす2つの要因>

 

要因1=散乱ごみの<発生抑制効果>:
アダプト制度の導入で、ポイ捨て行為が減ったかどうか。
一定期間における、「散乱ごみの発生量」を調査し判定します。
要因2=アダプト活動の<清掃効果>:
「ごみの散乱個数」を調査します。そして[散乱ごみの発生量」と「ごみの散乱個数」の差から<清掃効果>の有無を測定しました。

2.地点間比較の手法を採用

  • 効果の判定方法としては、「時系列分析(たとえば、導入前対導入後)」、または「地点間比較」のいずれかが考えられますが、今回は、3市ともアダプトを導入して数年が経過しており、検討の結果、「地点間比較手法」を採用しました。
  • 「調査対照地点=アダプト対象地点」と「比較対象地点=対象地点と類似した地点でアダプトを導入していない地点」の調査結果を比較して導入効果を判定します。
  • 「比較対照地点」は「対象地点」と同一路線上の隣接区画に設定しました。

 

  Ⅰ.鎌倉市での「美化効果測定調査」の結果

 

 導入効果ー鎌倉ー美化測定

 ※APはアダプトプログラムの略

<評価>

  1. ほぼ同じ立地でありながら、AP地は、非AP地に比して、「ごみ発生量」は1/2。
    これは発生抑制効果が効いた結果と判定します。
  2. 「散乱個数」は1/23と大幅に少なかった。発生量1/2、散乱個数1/23の結果から、「清掃効果」の寄与が非常に大きかったことがわかります。

 

Ⅱ.善通寺市の「美化効果測定調査」の結果

導入効果ー善通寺ー美化調査結果
 

<評価>

  1. ごみの発生が多い場所をAPの対象としているため、導入後の「発生量」もAP地の方が4倍と多かった。発生抑制効果の有無は検証できませんでした。
    「対象地点」と「比較対照地点」が400mも離れていると、条件が大きく異なり、発生量の比較にはならないことがわかりました。
  2. 散乱個数は、「比較対照地点」の1/2であった。美化が進んでいました。
    一方、発生量が4倍、散乱個数が1/2であったことからすると、清掃効果は非常に大きかったといえます。

 Ⅲ.半田市での「美化効果測定調査」の結果


<評価>
  1. 「AP地」が、「JR駅前」「市役所前」「武道館前」と最も人が集まる場所であった。
    この場合、100mずれただけで、条件は大きく異なり、善通寺市と同様に、発生抑制効果の検証にはなりませんでした。
  2. 散乱個数については両者ほぼ同数であった。7倍の発生量の差がアダプト活動によって解消され、散乱量がほぼ同じであった。
    半田市でも「清掃効果」の寄与は非常に大きかったことがわかりました。

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