市民団体調査(2009)
- 2001年、2005年に続き、2009年は第3回目の調査となる。(4年に1度実施)
- 対象:アダプト・プログラム参加市民団体
- 自治体アンケート調査に回答いただいた自治体を通じ、市民団体にアンケートを依頼。(1自治体に10団体程度の協力依頼)
- 回答:71自治体、640団体より回答(前回59自治体、567団体)
なお、2009年11月のシンポジウムでは一部未集計のため速報としてご紹介しましたが、本資料は全データを集計していますので、速報値の数字と多少異なりますのでご了承下さい。
1.団体構成
(一部複数回答)
今回
%
1
企業
23.2%
2
自治会
18.2%
3
町内会
13.4%
4
社会教育団体
7.9%
5
環境団体
7.3%
6
老人会
7.3%
- 上図は構成比5%以上の団体。
- 別途実施の自治体調査(2009年)と同様、企業、町内会・自治会が上位1位、2位を占める。
2.活動内容
①活動場所…複数回答
| 今回 |
前回 |
|
|---|---|---|
| 道路 | 63.0% |
65.1% |
| 公園 |
36.3% |
30.2% |
| 河川 |
21.6% |
25.3% |
| 駅前 |
7.9% |
8.7% |
| 港湾 |
4.4% |
1.6% |
| 商店街 |
3.8% |
6.0% |
| その他 | 14.7% |
5.6% |
- 上位3項目は自治体調査と同じパターン。
②活動内容…複数回答
今回
前回
清掃
88.7%
93.9%
除草
61.8%
58.1%
花壇の手入れ
39.0%
30.3%
粗大ごみの始末
21.8%
23.7%
ポイ捨て防止呼びかけ
13.5%
14.7%
違反広告物撤去
3.8%
6.8%
落書き落とし
2.0%
2.3%
その他
19.4%
5.7%
- 上位3項目は自治体調査と同じパターン。
3.アダプト・プログラムへの参加経緯
①アダプト・プログラムに参加したきっかけ・理由
今回
前回
地域の美化+啓発
34.2%
20.1%
自然環境保護
5.7%
2.4%
地域貢献
22.5%
16.8%
行政との協働+行政の依頼
17.4%
13.6%
従来活動の延長
20.7%
10.7%
- 地域の美化、地域への貢献意識が一層高まっていることがうかがえる。これが行政の依頼以上に、自らの意識でのアダプト参加につながっていると思われる。
②アダプト・プログラムをどこで知ったか
今回
前回
地元自治体
87.4%
81.7%
(内担当者)
50.4%
43.7%
他の市民団体
9.1%
5.6%
マスコミ
2.7%
3.4%
インターネット
3.4%
2.5%
- 前回と同様、自治体からが最も高く87%。その6割弱が担当者で、担当者の努力がうかがえる。今後に向け、より広い情報ルートの活用が必要。
4.アダプト・プログラムの効果・成果
①アダプト導入の効果

- まち美化への関心、散乱ごみの減少・啓発効果、地域への愛着が深まるなど多面的な意識効果が認められている。導入自治体調査の結果とも符合している。
②アダプト・プログラムの特徴、メリット

- 従来から「アダプト・プログラムの特徴」と考えられている要素が今回も高い数字をあげている(継続性、やり甲斐、活動責任など)。
- 「行政からの支援が厚い」が伸びているのは各地での制度の充実の証か。
5.今後まち美化を進める上で必要な対策

(アダプトに限らずまち美化全体の意見。3つ以内選択)
- 「啓発強化」が第1位で前回と同じ。「根本対策の充実」を求める声が強くなっている。
- 「ボランティア支援」「アダプト制度の充実」も多く、重視の傾向。
- 「罰則」「清掃事業強化」は前回と同じく微減しており、「協働によるまち美化」への流れが 進み、行政との協働の支持が増えるとともに、サポート強化の声も増加。
6.活動を進める上での悩み、問題点
450件余りの記述のうち、特に記載が多かった項目は次の通り。
企業の参加が増えたためか、仕事や時間との調整で参加者確保に苦慮される事例が多い。
| 件数 |
|
|---|---|
| 活動参加者が増えない(若手・人材不足)、減少 |
82 |
| 活動上、行政からの支援要望 | 74 |
| ポイ捨てが減らない | 70 |
| 時間、仕事等様々な制約がある | 67 |
| マナーの欠如、環境意識の向上が必要 | 62 |
| メンバーの高齢化 | 59 |
また、上記以外で、以下の項目について強化の要望、希望が散見された。
- 作業上の安全確保
- 行政との協働
- 制度、活動の広報・PR
7.アダプト・プログラムの普及対策と問題点・課題

(自由記述)
- アダプト・プログラム普及に向けた市民団体の意見は「問題点・課題」および「普及対策」の双方とも、ポイントは「制度の周知」、「市民意識の向上」「(行政の)推進体制の充実」に集約された。
- 「市民意識の向上」の比率は前回調査に比べ低下しており(普及対策、問題点とも4ポイント減)、美化・協働に対する市民意識の高まりが反映していると思われる。これを実らせるためにアダプトの広報、体制整備を進めることが望まれる。
