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第3部 先進事例紹介 (藤沢市)

アダプト・プログラム・シンポジウム2010

第3部

アダプト・プログラムの先進事例紹介

 

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② 藤沢市

「美化ネットふじさわ」

藤沢市市民自治部市民自治推進課 利根 一馬 氏

 

 

3-2-1.jpg 藤沢市の市民参加の原点は、昭和56年頃から地区市民集会として意見交換することから始まりました。平成9年度からは、地区市民集会を発展させたくらし・まちづくり会議が始まり、市政に対して提案が出来るような仕組みができました。さらに平成21年度には地域経営会議とし、市民経営という新しい公共の考え方に基づいた形になっています。市民力・地域力に支えられた地域主権、地域完結型のまちづくりを推進していくのが藤沢市の基本コンセプトです。

 美化ネットふじさわでは、活動場所を団体と相談・調整して、合意した上で活動してもらいます。合意可能場所は、市等が管理している道路等の公共施設で、ほとんどの団体は市道を中心に清掃活動などを行っています。合意出来ない場所は、県管理の公共物、公園愛護会で管理している公園、他の団体が美化ネットふじさわに登録している場所、市が業者に管理を委託している施設などは対象外となっています。

 団体の要件は、小学生以上の方3人以上、そのうち3分の2以上の方が藤沢市在住・在学・在勤、代表者が20歳以上であれば登録が出来ます。家族でも登録可能です。

 

 団体には、道路・公園等の公共物の清掃・植栽・除草を、2か月に1回以上の継続的な活動をお願いしており、地域イベントなど単発の掃除は対象外にしています。

 市からは、活動に必要な用具を揃えてお渡ししています。熊手・軍手・草刈り機などの清掃用具、蛍光色のベスト、サインボードの貸与などを行っています。また、活動中のケガには市民活動災害補償保険を適用しています。

 年度末にはA4用紙1枚程度の簡単な活動報告書を提出してもらい、報告会を行って団体間で共有していただく機会にしています。昨年度末は東日本大震災がありましたので、中止になりました。

 

 制度は、平成15年10月1日試行、16年4月1日より正式導入しました。道路や公園などの管理を市民と行政の合意の下で、双方の責任を明確にした上で市民主体に委ね、その快適な生活環境の保全と公共物に対する意識高揚を促すことを目的としています。

 登録団体は、当初は16団体、だんだんと増えて現在は64団体です。大体1,200人ぐらいなので、人口比1%もいませんが、それぞれ熱心に活動していただいています。64団体の内訳は、任意団体が46、NPOが1、いわゆる自治会や町内会が11、株式会社が3団体です。その他、高校野球部やご家族も3団体ほどあります。

 今後は、参加団体の増加に取り組んでいきたいと考えています。そのために、より積極的に周知を行い、この美化ネットの制度自体をもっと広く知ってもらうこと、もっと参加しやすい制度にすることを進めていきたいです。


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 藤沢市では、市域を13地区に区分して都市内分権を進めております。この美化ネットふじさわについても平成23年度から13地区の拠点である市民センター・公民館に一部の事務を移譲することで、より地域に密着した事業を進めております。地域窓口では、相談・登録の事務、貸与物品の受発注・配布、活動の報告などを取りまとめています。本課の役割は、共通部分であるサインボード、ベストの購入、配布管理などです。広報活動や必要に応じて意見交換会などの開催も行います。


 今後は、認知度の向上のため、自治会や大学サークルなどへの参加呼び掛け、広報紙での募集ももう少し頻度を増やしていければと思っています。

 また、アダプト・プログラムについても知っていただく必要があると思いますので、地域職員や自治会役員を対象に研修会を開き、認知度を向上していくということを考えています。地域委譲の効果の検証や似たような制度との整合性を取っていき、地域に根差しつつ、一体的な運用でより良い制度にしていきたいと考えています。
 

 

 

 

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