第3部 先進事例紹介 (三国コカ・コーラボトリング㈱)
アダプト・プログラム・シンポジウム2011
第3部
アダプト・プログラムの先進事例紹介
④ 三国コカ・コーラボトリング㈱
広報環境部部長 後藤 有功 氏
コカ・コーラシステムは、「Live Positively~世界をプラスに回そう~」というスローガンで世界共通の事業指針を持ち、一貫した活動を行っています。これは、社会が健全であって初めて、私どもも健全で持続可能な事業活動が行えるという考え方の下、社会貢献とビジネスを両立させるという考えをベースにしているからです。Live Positivelyの中には、市場・環境・社会・職場という4つの領域があり、その中の7つの重点課題で、いかにビジネスと指針・課題の両立を目指すかということで活動を行っています。
例えば地域社会というテーマでは、災害対応・防犯・地域振興・寄付プログラムを備えた自動販売機の設置、地元のスポーツ・文化イベントへの支援、地域振興への取り組み、そして子供のための教育プログラムの提供など、様々な活動にコカ・コーラグループとして積極的に取り組んでいます。
また、このようなグループとしての活動に加え、それぞれのエリアを担当するボトラー社も様々な活動を独自に行っており、私ども三国コカ・コーラでは新潟の佐渡のトライアスロンの支援やピアノコンクールなどの文化イベントへの協賛など、地域に根差した活動を支援しています。
そうした中、コカ・コーラグループは清涼飲料ビジネスの事業者として環境美化活動にも積極的に取り組んでいます。全体でもグリーンバードというNPO法人と協働で、全国に29ヶ所で5月30日のごみゼロの日にごみ拾いを行っており、またボトラー社も地域毎にそれぞれが環境美化活動に取り組んでいます。
当社では、本社がある埼玉県で「彩の国ロードサポート制度」に登録しています。「彩の国ロードサポート制度」は県が推進するアダプト・プログラムで、現在492団体、登録人数2万1,322人、ボランティア団体11、地元企業233、町会会・自治会188、学校21、その他39の登録団体があり、毎年県主催で開催する「道路愛護の集い」や県が発行する『ロードサポートニュース』で、さまざまな取り組みを紹介して環境美化や道路愛護の推進をしているものです。
当社は埼玉県内6か所で登録をしていますが、例えば埼玉県桶川市では当社の本社横の県道を対象に制度登録しており、毎月1回従業員で清掃活動を行っています。県からは道路の里親認定書と看板を頂いており、またこれらの活動を社内報で認知させることによって、社員の意識を高めると共に、社員へ活動への参加を促している状況です。
この他、「彩の国ロードサポート制度」の登録地以外の場所でも、それぞれの拠点が大体月に1回清掃活動を行っています。埼玉県・群馬県・新潟県にあるそれぞれの地点で営業拠点がそれぞれ独自に環境美化活動を考え実行している状況です。
こうした環境美化への取り組みが評価されたのか、最近はいろいろなところから活動を行う際にはお声掛けを頂くようになりました。見沼田んぼのごみ清掃活動や、群馬県東毛地区の太田の山の清掃活動、新潟長岡地区の太田川のクリーン活動、新潟市内清掃など、お声掛けいただいた活動には積極的に参加しています。また小学生への啓蒙活動として、佐渡を美しくしようというメッセージを元に好きな絵を描き、その中で素晴らしかった絵を載せた自動販売機を設置したり、清掃活動の後押しとして埼玉県・群馬県・新潟県に対し毎年計30万枚のごみ袋を寄贈も行っています。
これらの活動を通じて、社内のコミュニケーションが活発化したり意識が向上したり、参加した社員で仲間意識が生まれた良い面がありました。しかし一方で、毎回同じ活動で風化が起き、活動の劣化につながっている面もあります。また、人事異動により活動のリーダー格が異動した後、その活動をいかに維持するかが難しい課題です。
それから、自動販売機横に空容器入れを設置して、回収、分別、リサイクルまで業務として行っていますが、消費者の皆様に容器入れに入れてもらう意識を持ってもらうことも、まず押し進めなければいけないと思っています。コンビニ弁当のごみや雑誌が入っているのは日常茶飯事ですが、折れた木の枝や自動車のブレーキがなど、信じられないようなものが入ることもあります。
空容器・飲料容器の散乱防止は、飲料メーカーとして積極的に推進しなければいけないと思っています。ぜひ皆様のご理解・ご協力をお願いしたいと思います。
①香川県 ②藤沢市 ③スマイルスタイル(NPO) ④三国コカ・コーラボトリング㈱
