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アダプト・プログラム・シンポジウム2011を開催しました

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2011年12月6日更新

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 11月21日(月)13時からベルサール神田でアダプト・プログラム・シンポジウム2011が開催されました。詳細についきましては後日このホームページで改めてご披露いたしますが、ここでは主な内容を速報でお知らせいたします。

 今年度のシンポジウムでは「新たな地域の連携・連帯に向けて」をテーマに、アダプト・プログラムの「地域づくり」としての役割・効果をアピールしました。

 

食環協プレゼンテーション
  1. 導入プログラム数の推移
  2. 活動団体数の推移
  3. アダプト・プログラム参加団体構成
  4. 食環協の活動状況

    ① アダプト・プログラム情報センターとしての機能強化

    ② アダプト・プログラム研究報告書の発行

    ③ 環境美化アドバイザリーフェローに根本美緒氏が就任 

    ④ 地域行政・NPOと連携したアダプト活動支援の実施

    ⑤ 環境イベントの取り組み

≪アダプト・プログラム・トピックス≫

   ● 内閣府行政刷新会議でアダプト制度が「公民連携」の新たな形態として討議テーマに
   ● 大阪府のアドプトの取り組み「協働から笑働へ」
   ● 徳島県の取り組み「アドプト大国・とくしま」
   ● 新潟県の取り組み「うるおいの郷土(ふるさと)~はぐくみ事業」

 

基調講演

  根本美緒氏は”子育て中の母親”という立場からアダプト・プログラムとのうれしい遭遇を具体的に実感をもって語っていただきました。
 子育て中の母親にとって緑豊かな、特に遊べる芝生のある公園がいかに貴重であるか、そしてその公園が適切に管理されていることがいかにありがたいことであるか、日ごろ実感する中でアダプト・プログラムと出会ったお話をされました。
 子どもができるまでは公園の維持管理がアダプト・プログラムによって担われていることに気がつかなかったと率直に語り、アダプト・プログラムの存在をみんなに伝え、アダプト・プログラムの活動に利用者としてのアイデアを提供していくという関わり方が自分にもできるのではないかと思っているとのことでした。
 そして、都会の暮らしでは不足になりがちな地域とのコミュニケーション、近所付き合い、楽しいおしゃべりの機会をアダプト・プログラムは提供してくれる、子育て中のおかあさんたち、お年寄りの方々にうまく伝えれば、参加したいというニーズはいくらでもあるのではないか、活動を広げる余地はまだまだ十分にあるのではないか、と励ましの言葉もいただきました。

 

 根本氏のブログでも紹介して頂いております。

→ネモブロ 『11/21 公園の講演』

 

 アダプト・プログラムの先進事例紹介
  •  香川県土木部道路課 田辺謙二氏

 香川県のアダプト・プログラムは県内全市町で144の団体が参加し、構成員は約6700人に上り、約163kmの道路が活動対象。中には活動年数が46年という、制度発足前からの長期活動実績を誇る団体、活動対象距離が10kmに及ぶ団体もある。

 平成21年度に参加団体を増やすため、制度を大幅に見直し、認定要件の緩和(500m以上の区間を年4回以上→100m以上の区間を年2回以上)、活動団体名表示板への企業名表示の許容、活動団体との意見交換会を県下全土木事務所で開催等々の措置をとった。

 また、活動団体の意欲向上、情報提供のため、情報誌「さわやか通信」の発行、現地における緑化作業講習会の開催など積極的な推進活動が展開されている。

 活動団体の構成員の高齢化の中で活動の継続を図っていく必要があり、活動継続の励みとなる機会の提供を考えていくことが最大の課題とのことでした。

  • 藤沢市市民自治推進課 利根一馬氏

 「頑張る市民の方々に御協力いただき、協働で街をきれいにしていくのが制度の理念」。 市内の登録団体は64、道路のほか広場、公園、庁舎敷地などが活動対象。

 制度の理念に応じて、制度参加の要件は3人以上で、1世帯の家族でもよい、制度の目標として活動面積、ごみの収集量などの数値化はしない等市民の自発性をあくまでも尊重していこうという精神で制度設計がなされている。

 さらに、より参加しやすい制度の改善を図るとともに、地域の大学サークルへの呼びかけ、アダプト・プログラムの研修会の開催、また市の類似制度との整合性確保、一体的運用に取り組んでいきたいとのことでした。

  • NPO法人スマイルスタイル代表 塩山諒氏

 自分たちが住んでいる地域のことを他人事ではなく、自分事に感じられるようなライフスタイルを作っていきたいと思いで活動。人の心や意識を変えるのは難しいが、ボランティア活動を通じた地域の人との出会い、自然との触れ合いによって、視野が広がり、自然と意識が変わって、一歩踏み出していくことで、いい循環を作っていけるのがこの活動。

 マーケティング調査では、「ボランティア活動に参加したことがある」…2割、「興味がない」...2割、残り6割が「ボランティア活動を機会があればやってみたい」と回答。この6割の人たちの“機会”になりたいと思っている。休日の朝や学校帰り・会社帰りの「ライフスタイルごみひろい」、イベント感覚で「観光ごみひろいツアー」など、遊び心をプラスしたちょっとわくわくするような、誰でも気軽に参加できる「ごみひろい」の活動をしている。約400回の活動でおよそ4,000人が参加。北新地のリーダーはクラブのママがやっていて、飲みに来る前におじさんたちがゴミ拾いをしてくれる。アメリカ村ではアーティストやクリエイターが参加。いろいろなジャンルの方たちが、月1回、夜8時から1時間、無理なく活動できるので続けられている。

 このように広く活動参加者を集めるのに成功しており、アダプト・プログラムの制度設計、活動参加の呼びかけを考えるうえで、ヒントになる要素が豊富に含まれている活動の報告でした。

  • 三国コカ・コーラボトリング(株)広報環境部部長 後藤有功氏

 三国コカ・コーラボトリング(株)は日本のコカ・コーラシステムの中で埼玉、群馬、新潟の3県を営業エリアとする、従業員約3000人の飲料メーカー。地域内の40に及ぶ営業拠点において、様々な社会貢献活動、地域社会との共生活動を展開。その中で、容器を使って飲料を供給している企業としての責任意識から地域清掃活動も実施しており、本社のある埼玉県では、アダプト・プログラム「彩の国ロードサポート制度」に参加し、6か所の道路での活動が県の認定を受けている。

 会社としての活動であるため、社員の参加意欲の向上、リーダーの人事異動に伴う活動レベルの変化等への対応が課題であるとのことで、各種媒体を使っての活動事例紹介による活動の顕彰、参加する社員間の仲間意識の醸成などによってまち美化活動を積極的に推進していこうと考えている。

 活動の中では、異業種他社、地域NPO、地元観光協会との協働もあり、企業としての責任意識にとどまらない地域社会への前向きな貢献姿勢が印象的でした。

 

 

パネルディスカッション (コーディネータ:東海大学教授 河井孝仁)

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 会場からの質問に回答したり、事例発表の内容をさらに詳しく聞きだしたり、相互との協働、環境意識の向上、活動の位置づけ、活動ビジョンの共有、アダプト・プログラムの評価など、さまざまなテーマについて、より詳しいお話を聞くことができました。

 

 

 

 当協会では今後もアダプト・プログラムの情報センターとして全国の最新情報の収集をし、同プログラムの普及推進を努めて参ります。

ご来場頂いた皆様、ご登壇頂いた皆様、ご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました。




 

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