環境学習支援

第20回(2019年度)環境美化教育優良校等表彰(ご来賓祝辞)



文部科学省 初等中等教育局
視学官 藤枝 秀樹 様

受賞されたみなさま、まことにおめでとうございます。
心からお祝いを申し上げますと共に、これまで熱心にご指導頂いた先生方並びに保護者の方々にも御礼を申し上げます。

環境問題は、持続可能な社会の構築にあたり重要な課題です。文部科学省では、平成29年、30年に小学校と中学校、および高等学校の学習指導要領を改訂いたしましたが、引き続き環境教育に関する内容を重視しております。今後の社会を生きる子どもたちが、環境に関する知識を身につけ、体験活動などを通じて環境に対する理解と関心を深め、具体的な行動に結びつけられるよう学校教育を始め、家庭や地域などにおける環境教育のいっそうの推進を図っていきたいと考えています。本日受賞されたみなさんには、引き続き生命を尊び、自然を大切にし、環境保全に寄与する態度を養いながら心豊かにたくましく成長されることを願っています。


農林水産省 食料産業局 バイオマス循環資源課
食品産業環境対策室 容器包装リサイクル班
容器包装リサイクル指導係長 髙橋 清昭 様

受賞されたみなさん、本日はたいへんおめでとうございます。

農林水産大臣賞を受賞された岩手県洋野町立角浜小学校の皆様におかれましては、67年間の長きにわたり地域と連携し、環境や多様な文化を継続してこられた多くの皆様の熱意とご努力に深く敬意を表します。地域のことをよく知り、もっと良くしたいと考える方は多いと思います。しかし、その思いを行動に移すことはなかなか難しいのではないでしょうか。角浜小学校の活動は、地域の清掃活動を始め、漁協とも連携し、海に親しみ、海を知り、海を守って、海を利用する海洋教育学習としても取り組まれています。また、この活動を近隣の小学校にも広げるなど、皆様の強い思いが表れているように感じます。

現在、プラスチックごみによる環境汚染が世界的な課題となっています。農林水産省といたしましても、農村や漁村の環境保全を始め、食品産業などとも連携し、こうした環境問題対策に力を入れているところです。本日受賞された皆様が、引き続き環境問題への理解を深め、将来を担う人間に成長され、皆様の美化活動が全国に広がっていきますことをお願い申し上げます。


環境省 環境再生・資源循環局 総務課 リサイクル推進室
室長補佐 畠中 太陽 様

本日受賞された皆様、本当におめでとうございます。

先ほど受賞校の活動VTRを拝見しながら感じたのは、いずれも地域の景観が大変美しいということです。環境大臣賞を受賞された長野県安曇野市立豊科南小学校では、北アルプスを背景に桜が咲き誇り、拾ヶ堰の水面にその景色が映って輝いていました。そうした光景を目にすることができるのも、皆様方の活動があるからです。地域にも感謝されるこの取り組みは、さまざまな社会問題にもつながっていると思います。今、私は環境省の環境リサイクル推進室というところで、プラスチック問題などを担当しています。海洋プラスチック問題は、今のまま海へのプラスチック流出が続くと、2050年には海の魚の重量よりも、海に漂うプラスチックの重量の方が多くなると予測されています。しかし、海に流れる前にごみを回収する皆様の取り組みは、まさにそうした課題の解決に寄与する影響力のある活動です。また、受賞校の中には干潟の生物を守る取り組みもありました。生物多様性の保全は、生物を守るだけではなく、人間の豊かな暮らしを守ることにもなります。環境は、いろんな分野が関わっています。そこから関心のあるテーマを糧に学ぶことは、教科書だけで学ぶよりも深く身につくことと思います。ぜひ、環境活動をきっかけに、自分に関心のある分野や夢を見つけて成長されることを願っています。

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