第15回(2014年度)「環境美化教育最優秀校」活動紹介

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美化活動を通じ地域の宝を継承する頼もしい存在

 平家の落人伝説が息づく祖谷の山里にたたずむ同校。12名の全校生徒が、校区にある重要有形民俗文化財の「祖谷のかずら橋」や祖谷川の環境美化や保全活動に取り組んでいる。かずら橋周辺の清掃活動では、国内外から訪れる年間約40万人の観光客に笑顔で橋を渡ってもらいたいとの思いを一つにして、数時間かけて空き缶やペットボトルなどの回収・分別に励む。また、地域住民や自治体と連携しながら、かずら橋の保全活動にも参加している。橋は、シラクチカズラで作られているが、天然の材料が激減していることから、住民の指導の下、生徒はシラクチカズラの植え付けを実施。同時に、総合的な学習の時間を利用して、その橋の下を流れる 祖谷川の水質や水生生物調査など科学的な方法で環境について学習する。こうした美化活動を通じ、ふるさとへの誇りが芽生えた生徒は、外国人観光客向けに地域を英語で紹介するガイドマップを作成。積極的に観光案内 役を務めるなど、生徒の心には祖谷の自然や文化遺産を守るという強い意志が培われている。


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