第14回(2013年度)「環境美化教育最優秀校」活動紹介

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地域の宝を守り、残し、伝える活動で芽生える自立心や思いやり

玄界灘の沖合に浮かぶ人口300人余りの相島は、古くは万葉集にも詠われた歴史のある島だ。そんな町を見下ろす山の中腹に佇む同校では、昭和23年より、生徒が主体となって島の環境美化や自然保護、地域の保全に努める活動「相島BFC(ボーイズ・ファイヤー・クラブ)アクションプラン」が続いている。大火に見舞われ、島の文化財や家屋など島の宝が焼失したのを機に、生徒が自主的に初期消火のためのポンプ操法ができる取り組みを開始した。また、生徒が週4回、島を回って火の用心を呼びかける「夜回り活動」や、島の全世帯を回りながら防火ステッカーを配布し、高齢者を見守る「一斉夜回り活動」を、年1回実施。その結果、生徒は自分たちの住む島に興味や関心を示すようになり、自然環境を保護する「海岸清掃」をスタートさせた。さらに美しくなった島の魅力を観光客にアピールする「生徒による島ガイド」に自発的に取り組むなど、生徒たちには教育の原点である自立心がしっかりと根付いている。


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