第16回(2015年度)「環境美化教育最優秀校」活動紹介

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児童一人ひとりの生活に根付いた美化活動が愛郷心を育む

 ホタルが舞う清流、服部川のほとりに建つ同校では、 地域の特性を生かした環境保全活動が盛んだ。ホタル の里を守ろうと、児童の発案で2004年に開始した「服 部川クリーン大作戦」は、川沿いに散乱しているペット ボトルや空き缶などの資源ごみを分別回収する活動で、 手作りチラシで地域に参加を呼びかけるなど、児童が 主体的に取り組んでいる。また、児童が各家庭を回り ながらアルミ缶などを回収するリサイクルも1975年から 続く他校の模範となる活動だ。こうした活動を続ける中 で、住民の意識も向上し、生活排水などの影響でホタ ルが減少したのが契機となり、地域に「服部の自然を 守る会」が発足。児童は、その会の協力を得てホタル学 習を行い、ホタルの飛翔数調査や飼育、幼虫の放流な ど年間を通して取り組む。学んだことは地域行事で発 表し、多くの来場者に豊かな地域環境をアピール。さら に、児童は、洗剤の代わりとなるアクリルたわし作りにも 挑戦し、住民に配布しながら環境保全を訴えるなど、 生活に根付いた美化活動が愛郷心を育んでいる。


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