第16回(2015年度)「環境美化教育最優秀校」活動紹介

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住民と協働で里山里海を守る美化活動が防犯意識を高める

 七尾城跡が残る城山のふもとに位置し、七尾湾に注ぐ 大谷川が近くを流れる同校。以前の大谷川の下流はごみ が散乱して濁っていたが、地域が一体となって清掃活動 を行うことでごみが減少してきた。その取り組みの一つが 「大谷川クリーン大作戦」。児童が、住民と協働で川周 辺に散乱している空き缶やペットボトルなどを分別しな がら回収する活動で、毎年300名以上が参加する。「城 山クリーン大作戦」も地域全体で行う取り組みで、資源 ごみの回収などに励む。こうした児童と地域が連携した 活動が広がりを見せる中、その土台となった大切な取り 組みが「健全パトロール」だ。地域団体と6年生の児童 が月2回、通学路をパトロールしながら資源ごみを回収 する活動で、これをきっかけに、ごみのポイ捨てが減少 しただけではなく、犯罪件数も大幅に減るなど、防犯意 識向上にも一役買っている。2011年、能登の里山里海 は世界農業遺産に認定された。児童は、スーパーなどに 手づくりの環境ポスターを貼るなど、美化活動に励みな がらふるさとを愛しむ心を養っている。


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