環境学習支援

表彰校紹介・最優秀校(青森県 七戸町立七戸中学校)


昭和40年半ばという早い時期からリサイクル活動を展開

七戸中学校は、八甲田山の東側に位置する青森県上北郡七戸町にあります。
全校生徒数は294名、同校は、昭和40年半ばという早い時期から環境美化に目を向けてリサイクル活動を展開しています。以来、37年間の長期にわたり一度も途切れることなく、全校活動としてビン類、紙類、段ボール等を対象にリサイクル活動を展開し、その活動は保護者、地域を巻き込み町の行事化するに至っています。

37年間もの間、一度も途切れることなく全校活動として展開

一連の活動を生徒が全面的に実施

本活動は、総合的な学習の時間の1単元として年間に1週間の期間を設け、オリエンテーション、回収用具借用、町内広報、回収活動、用具の返却、お礼という一連の活動を生徒が全面的に行うよう計画されています。
また町の行事カレンダー、広報誌でも取り上げられ、地域住民の意識の高まりにも貢献しています。現在では、学校のみではなく、保護者・地域を巻き込み町の行事の1つとなっています。この活動が契機となって家庭科、事前オリエンテーションでリサイクルについての学習が行われ、紙の再利用やごみの削減、分別への取り組みも推進されています。

保護者、地域の方々を巻き込み町の行事の1つになっている

学校の声

気持ちのいい汗を流しながら住みよい環境を創り出す、そんな活動を目指していく

児童・生徒の声
岡田 翔真君

これまで長年七戸中学校の伝統として行ってきた「資源リサイクル活動」が認められ、このような賞をいただくことができたことを誇りに思います。
この受賞は僕たちだけの力ではなく、何十年もの間資源を提供してくださった地域の方々、そして仕事の合間をぬって手伝ってくれた保護者の皆様の協力があったからこそなしえたのだと思います。そして感謝の言葉でいっぱいです。 これからもこの活動を七戸中学校の良き伝統として続けて取り組んでいきたいと思います。さらに、地球全体の環境や私たちの暮らしのことまで1人ひとりが意識できるような活動にしていくため、これから何が必要なのかを全校で考え、実践していければと思います。
気持ちのいい汗を流しながら住みよい環境を創り出す、そんな活動を目指していこうと思います。

4、5人がグループになり活動を行っている

子どもたちを認める、褒めることができることは彼らの心を育てる好機

先生の声
小川 和俊 校長先生

・まず、本校の長年の活動を評価していただいたことに感謝申し上げます。

・本校の生徒、職員、保護者ほか関係者にとって大きな喜びです。特に、大きな舞台に立てた二人の生徒にとって大きな思い出ができました。

・子どもたちを認める、褒めることができることは彼らの心を育てる好機であり、改めて本校の道徳教育(心の教育)の柱の一つに据えて取り組んでいこうと考えています。

・今回の受賞を機に今年度は半日程だった活動を来年度は1日程にするなど、新たな気持ちが芽生えてきました。

・青森県としては初めての受賞のようで、地元紙に掲載されたり、地元の民放TVで放映されたりするなど、ずいぶん注目されていました。

・今後の改善点としては
ア.単なる活動から環境に対する意識を育てる機会にし、できれば地域にも発信したい。
イ.毎年、数件の未回収が問題となっている。総合学習として行っているため、手順が煩雑になってきたことがその一因と考えられるので、その点の改善を図る。
ウ.いまだにリヤカーを利用するなど、できるだけ生徒の手でという方針で進めてきているが、彼らの自主性をどこまで尊重し、その上で保護者の協力をどこまで仰ぐかを慎重に検討、調整したい。

全校生徒が一丸となり、誇りをもって進められている

関係者の声

今後ますます環境に目を向け、この活動が続いていくことを願っている

井内 富雄さん

本校の「資源リサイクル活動」が大変名誉な賞をいただき、PTAとしてもうれしく思います。この活動には生徒だけでは回収しきれないほどたくさんの資源が提供されるため、保護者や地域も協力しています。
昨今は交通事情もあり、遠方へ生徒が出向いて回収できなくなり、保護者が数班に分かれ、トラックで地域を回りながら回収を手伝っています。今後ますます環境に目を向け、この活動が続いていくことを願っております。

地域の方から借用したリヤカーで家々を回り古紙を回収

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