環境学習支援

表彰校紹介・最優秀校(岡山県・山陽女子中学校 地歴部)


最 優 秀 校


活 動 内 容

海底ごみの回収活動と啓発活動の両輪で瀬戸内海を救う

内海ならではの海の幸に恵まれた豊かな瀬戸内海で今、深刻な環境問題となっている「海底ごみ」。その解決に向けて2008年から、漁船から海底ごみを回収する活動と、ごみの発生抑制のための啓発活動に同校地歴部が取り組む。回収活動では、漁業者の協力のもと、生徒が漁船に乗船し、沖へ出て底曳き網を利用してごみを回収分別。網には、魚介類に交じってペットボトルや空き缶などの生活ごみや、不法投棄された産業廃棄物が混入している。船上での回収活動を通じて、海底ごみの多くは瀬戸内海に注ぐ河川から流入する生活ごみであることを突き止めた生徒は、その生活ごみの発生を抑制するための啓発活動も開始した。認知度が低い海底ごみを知ってもらうために「海ごみかるた」を手づくりし、地域の公民館などで出前授業を実施。さらに、閉鎖性海域である瀬戸内海の海底ごみ問題の解決には、沿岸域全体への働きかけが必要であることを痛感し、対岸の香川県で啓発活動を行う。環境の国際会議にも参加し、使命感や責任感を持って世界に情報発信している。

学 校 の 声

岡山県山陽女子中学校地歴部のみなさん

「私たちが活動してきたことが認められてとても光栄です。この取り組みは地歴部だけで成り立っているわけではなく、漁船を出してくださる漁業者を始め、多くのみなさんの協力があってできていますので、本当に今は感謝の気持ちでいっぱいです」

関 係 者 の 声

岡山地方連絡会議 大塚製薬株式会社
岡山出張所 所長 熊谷 典昭 氏(写真左)

「壮大な海洋問題に部活動として取り組んでいる例はあまり聞いたことがなく、すばらしい取り組みだと思います。こうした活動を共有し、水平的に情報展開していくことが重要だと考えています」

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