環境学習支援

表彰校紹介・最優秀校(徳島県・松茂町立長原小学校)


最 優 秀 校


活 動 内 容

漂着ごみから生まれた楽器演奏で資源の大切さを発信する7名

紀伊水道が目の前に広がる豊かな環境を生かした活動を行っている。校区にある長原漁港の清掃は、漁協や自治体と連携しながら40年以上続く伝統行事だ。同校の近くにある海岸清掃も行う中で、児童は繰り返し使えるごみ箱を手づくりしたり、回収ごみの重さを量って記録したりと、活動を深化させていった。その過程で、ごみ回収に熱心に取り組んでも、ごみがなくならない現状に憂慮した児童は、広く発信したいという思いが高まった。回収した漂着ごみを生かしてアピールしようと、「ごみアート」を開始。イベントなどで展示紹介すると反響を呼び、手ごたえをつかんだ児童は、「ごみで楽器製作」にも挑戦。大学講師や大学生の指導を得て楽器は完成し、アーティストたちとセッションを行った。ごみから奏でられる音色を耳にし、感動を胸に刻んだ児童は、「とくしま環境学習フォーラム」で活動成果を発表した。同校の児童数は現在7名。数年後には廃校の可能性もある小規模校だが、海岸清掃を通じて成長した7名の活動は、地域内外に大きなインパクトをもたらしている。

学 校 の 声

徳島県松茂町立長原小学校のみなさん

「私たち7名で頑張って海岸清掃をしてきたから、頂けた賞だと思います。この受賞を機に、海岸にごみを捨てない町になって欲しいと思います。そして、海岸清掃活動を、世界中に広めていく学校にしたいです」

関 係 者 の 声

徳島県 危機管理環境部 グリーン社会推進課 エコみらいとくしま(環境首都とくしま創造センター)
係長(GX戦略担当)宮内 博史 様(写真右)

「長原小学校は、ごみ問題解決に向けて、子どもたちが自分で考えて主体的に取り組んでいたこと、外部の講師を招いたり、上勝町ゼロ・ウエイストセンターに見学に行ったりなど校外的な活動も積極的に取り入れていたことが評価につながりました。最優秀賞受賞が新聞等で報道されたこともあり、波及効果を期待しています」

徳島地方連絡会議 大塚製薬株式会社
徳島本部 環境課 課長 磯野 直博氏(写真左)

「今回の受賞は、県のご協力にも支えられて成し遂げることができました。長原小学校の子どもたちにとって、表彰式に参列し、活動内容を発表するこのような機会は、授業では学べない大きな経験になると思います。こうした活動の様子を、これからも間接的にも直接的にも伝えていきたいと考えています」

学校の情報

徳島県・松茂町立長原小学校

〒771-0216
徳島県板野郡松茂町長原530番地
TEL:088-699-2750
ホームページアドレス:https://school.e-tokushima.or.jp/es_nagahara/

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