環境学習支援

表彰校紹介・最優秀校(岩手県 遠野市立青笹中学校)


生徒会を中心にしてリサイクル活動

青笹中学校は民話で有名な岩手県の遠野市にある全校生徒数62名の中学校です。理科や技術・家庭科での環境学習のほかに、農業体験活動や学級花壇づくりへの取り組みなどを通じて自然環境と人間生活の関わりについても学んでいます。
また、国の無形文化財「青笹しし踊り」の伝承活動にも全校で取り組み、遠野まつりなどで披露したりしています。 リサイクル活動は生徒会が中心になり、小学校、中学校のPTAとの合同で活動に取り組んでいます。
リサイクル活動が始まったのは昭和62年。環境問題について自分たちにできることを話し合った結果です。

親子を行うPTA親子資源回収活動

同学区の小学校と合同の活動もスタート

活動エリアは青笹町全域で、生徒会が中心となり、学区内の住民に呼びかけ、空き缶、空き瓶、古新聞、ダンボール等を回収しています。
平成20年度は同学区の小学校と合同で活動し、例年の1.5倍の収益を回収しました。
そのほか、地域の環境美化のために夏の河川清掃やゴミ拾い、地区公民館の清掃ボランティアなどの活動を行っています。
今後も保護者や地域住民と協力しながら、リサイクル活動、地域の環境改善のための活動を推進していく予定です。

地域の環境美化のために夏の河川清掃やゴミ拾いなどの活動も行っている

学校の声

資源回収は先輩から引き続けられてきた青笹中学校の伝統的な行事のひとつ

児童・生徒の声
三松 奈津紀さん

年2回行っている資源回収は、生徒会が20年以上も続けている青笹中学校で先輩から引き続けられてきた伝統的な行事のひとつです。
今では、地域の方々も新聞や段ボールなどを捨てずに、家の小屋などにたくさん貯めておいてくれて、資源回収の時に出してくれます。また、今年度は小学校と初めて合同で行いましたが、例年の1.5倍も集まり、お互いに良い刺激となりました。
しかし、このようなすばらしい賞をいただけるのも小学校の皆さん、小中学校PTAの皆さん、そして今までのたくさんの先輩方のおかげだと感謝しています。これからもリサイクル活動等、環境美化活動を継続していきたいと思います。

平成20年度は同学区の小学校と合同で活動

リサイクルや資源回収活動を通じて、地域や家庭が子どもたちを育てる

先生の声
青笹中学校職員一同

今回の受賞は、今まで20年以上にもわたり、その活動を支え、協力してくださった方々のおかげだと感謝の気持ちで一杯です。子どもたち、家庭、地域にとってリサイクルの意識や資源回収への取り組みは、日常生活のなかで定着しておりました。まさに、「地域や家庭が子どもたちを育てる実践」を認めていただいた結果だと思います。
また、給食の牛乳パックのリサイクル活動やプール掃除時のEM菌活用など学校生活における実践的活動や理科、社会科、技術・家庭科で扱うエネルギーと環境問題の関わりのなかで学んだことも活きた学習となりました。
今回の賞をいただいた感謝の気持ちを大切にし、小学校や各家庭、地域と協力し合いながら、これからもこの活動をさらに推進していきたいと思います。

20年以上も続いているリサイクル活動

関係者の声

地域に根ざした活動となっている青笹中学校の資源回収活動

佐々木 結唯さんの母

今回の受賞は、これまでの先輩方の努力と、地域の皆様の協力のおかげだと感謝しています。
春、雪が解け、農作業が始まる頃になると、近所のおばちゃんから「資源回収いつ?缶、ためてたよ」と声をかけられます。それだけ地域に根ざした活動となっています。これからも、この受賞と地域の声を励みに活動を続けていってほしいと心から思います。
また、受賞にあたり、お世話下さった協会の皆様、ありがとうございました。各飲料メーカーが作りっぱなし、売りっぱなしではなく、最後、容器のリサイクルまでを考え、行動していることを表彰されたものの責任として、自分の周りの人たちに広めていかなければと思います。

学区内の住民に呼びかけ、空き缶、空き瓶、古新聞、ダンボール等を回収

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