アダプト・プログラム

アダプト・プログラムの事例紹介


AP

2010年8月

八戸三社大祭では多くの清掃活動が行われました(八戸市)

八戸クリーンパートナーの特徴


八戸市のアダプト・プログラムは、市民の役割を「清掃活動」、市の役割を「ごみ袋の提供」「回収ごみの処分手数料の減免」「ホームページでの活動紹介」としたシンプルな制度です。
他都市で導入されているアダプト・プログラムとは違い、清掃場所を特定しない、保険や看板の設置もありませんし、清掃用具の支給もありません。また市民の役割である毎回の活動報告などもありません。しかし「シンプルだから参加しやすい」ということもあり、制定直後は、登録数が2団体であったものが、2010年には約200団体、約2万人が登録しています。

また八戸市のホームページには、クリーンパートナーの紹介ページがあり、団体名をクリックすると、具体的な活動内容を見ることができます。各団体に原稿や写真を用意してもらい、市はそれを基に掲載するというシステムなので団体数が多くてもカバーできています。また、各団体の個性がでるところも魅力の一つです。

このようなホームページ等での活動紹介には、活動する市民に対して、さらに活動への意欲を高めるほか、ホームページ等を閲覧した市民に対しては、活動をPRし、興味を持たせ、参加を促すというような効果があります。

八戸三社大祭について


八戸三社大祭は、およそ290年の歴史と伝統を誇り、毎年100万人以上の来場者がある八戸地方最大のお祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
毎年7月31日から8月4日までの5日間の華やかな山車絵巻が繰り広げられます。

この祭の見どころは、神輿行列や、神話・伝説・歌舞伎等を題材にした 27台もの山車です。豪華絢爛で、大きな山車が沿道を通る度に、沿道は見物客の歓声に包まれます。後夜祭では、山車がライトアップされ日中とはまた違った 雰囲気を楽しむことができます。太鼓の連打と絶え間ない笛の音色、更には、子供たちの元気いっぱいのかけ声が独自の情緒を醸しだします。

TOPICS1 八戸市と民間企業との協働清掃


副市長ご挨拶

清掃風景1

清掃風景2

八戸市では、多くの市民や観光客の皆様に、東北屈指の山車まつりをきれいな中心市街地で堪能していただくため、前夜祭の前日に、職員ボランティア隊による清掃活動を行っています。
職員ボランティア隊は副市長を隊長とし、平成16年から継続してきましたが、平成20年からは東北電力㈱八戸営業所の皆様と協働で実施しています。
今年度は、当日の日中に雷雨もあり、悪天候による中止も心配されましたが、集合時間の17時30分に合わせたように雨が上がり、無事に実施することができました。
職員ボランティアと東北電力㈱八戸営業所のボランティアを合わせた約80名が4つのグループに分かれ、中心市街地をくまなく清掃した結果、可燃ごみ6袋、不燃ごみ3袋のごみを集めました。

TOPICS2 ホームページに寄せられた活動報告


職員ボランティア隊及び東北電力㈱八戸営業所が協働で行う清掃のほか、多くの団体によって三社大祭の会場となる中心市街地の清掃が、毎年行われています。ここでは八戸市ホームページに寄せられた活動報告を紹介致します。

八戸レッズ女子アイスホッケークラブ

根城中3年 中野さん
最初は面倒くさい気持ちもありましたが、汚したままでは観光客の皆さんや街の人達が祭りを気持ちよく楽しむことができないし、自分達の気持ちもスッキリしないのでゴミ袋いっぱいにゴミを拾いました。当日は気温が高く、建物の間のゴミなども拾ったので汗もたくさんかきましたし正直疲れましたが、街も自分の心もスッキリすることができたので良かったです。またこういう機会があったら積極的に参加したいです。

八戸高校1年 笹野さん
あんなにたくさんのゴミが捨てられているなんて衝撃的でした。特にビールや煙草などのゴミは大人が捨てているものなのでショックでした。しかし自分達の手で街をきれいにすることができて良かったです。

キャプテン 下谷さん
八戸レッズ第1回ボランティア活動として参加しました。前夜祭後ということでたくさんのゴミが落ちていました。これからも地域に密着し、住みよい八戸市にしていけるようチーム一同活動していきたいと思います。

八戸市HP内紹介ページ:リンク

東奥日報販売㈱八戸支社親睦会

今年4月に行った「蕪島まつり」後の清掃活動に続き、今回は「八戸三社大祭」後に中心街の清掃活動を行いました。この活動は昨年から実施しており、昨年は感謝状もいただきました。
当日は、社員・配達員の8人で早朝6時30分から8時までの清掃活動でした。祭り期間外であれば、さほどゴミはありませんが、当日は残念ながらゴミが散乱しており、食べ物の容器・串・空き缶・場所取り用のガムテープ等10袋にもなりました。私たちは、この小さな活動が地域に少しでも役立ち、一人一人のモラル向上に繋がればいいと思います。そして、日本一の山車祭りを全国の人達にもっと知ってもらい、ゴミの量と反比例して観光客が増えればと願います。

八戸市HP内紹介ページ:リンク(外部リンク)

八戸工業大学感性デザイン学部

八戸工業大学感性デザイン学部感性デザイン学科では、第1学年の専門選択科目「ボランティア論」において、ボランティアの意味や意義を学んでおります。 今回の活動は、学生が上記内容を十分に理解した上、第2学年の専門選択科目「福祉ボランティア実習」という教育プログラムの中で実施しました。
学生にとっては、朝早くから、また大学から離れた活動場所での活動に、眠気からの覚醒に努力の必要性を感じながらも、日本一の山車祭り『八戸三社大祭』に合わせた5日間を分担し、達成感を感じることができた実習であったと考えています。

8月1日(日) 第1日目  6:00AM集合.曇り空.参加者8名.
今年で清掃ボランティア活動も5年目!
いつもご一緒の自衛隊OBの皆さんとその他のボランティアグループの皆さんが、既に清掃活動を始めていた。本学生たちも、眠い目を覚ましながら時間厳守で集合。「前夜祭」のごみ拾い開始。本日「お通り」。

8月2日(月)  第2日目  6:00AM集合.曇り空.参加者9名.
既にテントが張られたお祭り広場。本学「八戸工業大学」のテントも張られている。ステージ作りに励む作業員の方々と挨拶を交わしながらごみ拾い開始。本日「中日」は合同運行なし。お祭り広場の賑わいはどうなるのかと心配しながら、ごみ拾い終了。

8月3日(火) 第3日目  6:00AM集合.雨上がり.参加者9名.
雨上がりの静けさの中、一人でボランティア清掃をしていた高齢者から声をかけられる。我々と同様、1日の朝から一人でごみ拾いをやっているとのこと。その行為に敬意!!頭が下がる気持ち一杯で作業終了。やはりごみは少なかった。本日「お還り」。

8月4日(水) 第4日目  6:00AM集合.晴れ.参加者9名.
雲の隙間からやっと青空が見え始め、気持ちよく作業開始。前日の「お還り」の賑わいが目に見えるようなごみの多さ。学生は「なぜごみを捨てるんだろう?」と首を傾けっぱなし。本日三社大祭最終日。「後夜祭」は今年から始まる合同運行。賑わいを願う!!

8月5日(木) 第5日目  6:00AM集合.快晴.参加者9名.
お祭り広場の屋台、テントは既に撤去されており、気持ちの良い快晴の中、最終日の清掃ボランティア開始。市清掃作業員も高圧洗浄機等で細かいごみ等も清掃している。今年も例年同様、事故なく全日程を無事終了!!
来八した観光客は楽しんでくれただろうか?

八戸市HP内紹介ページ:リンク(外部リンク)

☆ 八戸市ホームページには掲載しておりませんが、以下の団体も清掃しています。

八戸市立第二中学校
  8月1日(日) 6:30~7:30 人数:120名 中心市街地で実施
    2日(月) 6:30~7:30 人数:120名 中心市街地で実施

市民ワークショップ ごみ拾いプロジェクトチーム
  8月1日(日) 6:00~7:00 人数: 9名 中心市街地で実施

<八戸クリーンパートナー制度概要>

● 自治体名: 八戸市
● 制度名: はちのへクリーンパートナー制度
● 開始年: 2003年4月~
● 参加者数: 152団体 20,028人(2010年7月現在)
● 八戸市HP「はちのへクリーンパートナー」ページはこちら(外部リンク)

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